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水中ドローンの需要・未来について

最終更新: 8月9日

水中ドローンの需要・未来について

空中をヘリコプターのように飛行することが可能なドローンは、レジャーから建築、人命救助に至るまで、さまざまな分野で利用が進んでいます。その水中版といえるのが水中ドローンです。水中ドローンは、すでに50年の歴史を持っていて、軍用をはじめ、沈没船調査などにも利用されてきました。現在の水中ドローンは、小型化と軽量化が進み、空飛ぶドローン同様、一般ユーザーにも手の届く存在になっています。




水中ドローンの需要

現在、水中ドローンは一般ユーザーからプラントやパイプライン等の大規模プロジェクトに至るまで、さまざまな分野において利用されています。現在、ハイスペックを持つ水中ドローンは、深さ300メートル程度まで潜れるものもあり、もともとは一般向けに販売を開始したにもかかわらず、ビジネスからの問い合わせが殺到し、実際、効果的に利用されているそうです。そんな水中ドローンの需要を、主要なものから意外なものまでご紹介しましょう。


<メディア>

メディアでは、これまでダイバーによる水中撮影が行われていましたが、現在はこのような撮影にも水中ドローンが活用されています。


<漁業>

水中ドローンは現在、漁業の現場でも活用されています。漁業と一口にいっても。その内容はさまざまですが、そのさまざまな現場において水中ドローンの需要が高まっているのです。たとえば、定置網漁で重要な役割を果たす魚礁ブロックを沈める作業ですが、これまでは漁師の勘で行っていたものを、水中ドローンを活用して正確な位置に沈めることに役立てました。いくら経験豊富な漁師の勘とはいえ、時には傾斜の大きい海底に不安定な状態で設置してしまうこともありました。また、意外なところでは養殖業からの需要です。養殖業においてはこれまで、ダイバーにより、点検や魚の死骸除去などの作業が行われていましたが、水中ドローンを活用することにより、特に冬場の作業効率が格段にアップしました。


<建築>

建築や土木業界からも水中ドローンの需要は高まっています。橋梁工事や水中にある建造物の点検、ダムの点検・工事などにおいては、ダイバーが活躍していますが、水中ドローンの登場により、彼らの負担を減らすことができるほか、人間が潜れない深さでの点検や海底地形の調査なども行えるようになりました。また、ダイバーの安全を確保する目的でも水中ドローンは利用されています。


<船体調査>

造船業の現場からも需要は多く、船体調査やスクリューの点検などに利用されています。


<海難救助>

空飛ぶドローン同様、遭難者の捜索や、遭難現場周辺の海底を調査するなど、海難救助の現場でも水中ドローンの利用が進んでいます。

そのほか、河川や湖沼の水質調査、人間には危険な環境における調査など、水中ドローンの需要は、意外な分野へも広がりを見せています。






水中ドローンの未来

このように水中ドローンの利用は広がりを見せていますが、今後も引き続き、さまざまな分野からの需要が見込まれています。海底ケーブルの敷設に関わる作業や資源開発分野での利用など、水中ドローンは、そのテクノロジーの発達と共に、これまでは考えられなかった新たなレベルへと進化し、私たちの生活を豊かにしてくれることでしょう。

現在、水深1000メートル程度まで潜れる性能を持つ商用水中ドローンはすでに開発されています。海底は、これだけテクノロジーが発展した21世紀においても、私たち人類にとって未知の世界です。さらなる深海へと水中ドローンが到達できるようになれば、ストリートビューならぬ、深海ストリートビューでさえも実現可能かもしれません。実際、この深海ストリートビューの実現を目指している会社はすでにあります。水中ドローンの利用が広がれば、操縦士の需要も増加します。水中ドローンの未来は明るい。そう言えるでしょう。



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